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低位株投資

株式投資というと、かなりの資金が必要だと思われがちですが、実際には、低位株への投資やミニ株の利用などによって、ずっと少ない金額で株式投資を行うことが可能です。今回はこの低位株投資について考えてみましょう。

低位株というのは、株価の低い株式のことです。具体的にいくら未満の株価が低位株かという定義はありませんが、一般的には300円未満程度の株を指すことが多いようです。PERなどの投資尺度と比較して、株価が割安に置かれている割安株とは異なりますので注意が必要です。あくまでも株価そのものが低い銘柄のことを低位株と言います。

投資信託にも、野村アセットマネジメントの運用する「日本低位株ファンド」や日興アセットマネジメントの運用する「低位株オープン」のように、低位株に的を絞って投資するファンドも多くあります。低位株投資というのは、プロでも行う投資戦略というわけです。

低位株投資のメリットとしては、少額で株式投資が可能であることや高位株などと比較すると下値がある程度限られていることが挙げられますが、デメリットもあります。それは、低位株は、業績や財務などに問題を抱えている企業が多いということです。株価は企業の業績を反映していますから、その株価が低いということは、業績が悪かったり、財務内容が劣悪だったりするケースが多く見られます。中には倒産の可能性が囁かれているような銘柄もあるのが事実です。

しかし、業績が急速に回復することで、低位株が大きく値を上げることもあります。その例が、最近の鉄鋼株の上昇です。構造不況の煽りを受けて業界全体の株価が長期にわたり低位に置かれてきた鉄鋼業界ですが、中国需要によりこの1年で業績が急回復。そのため、150円程度だった鉄鋼株の多くが急速に値を上げています。まさしく低位株投資の醍醐味を味わうことができた年でした。

低位株投資を行う場合には、株価が低い理由がどこにあるのか、業界全体の動向はどうか、業績回復の兆候はあるのかなど、きちんと調べてみることが大切です。(2005/2/26)

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