ポートフォリオを組む際のチェックポイント
預貯金、株式、債券、投資信託など、金融商品には「安全性」、「流動性」、「収益性」という3つの性格があります。
安全性とは元本が保証されているかどうかということです。預金保護の対象の商品か、投資者保護基金の対象かどうかも、安全性を確認する際にはチェックして下さい。流動性とは、金融商品等の「換金のしやすさ」のことを意味しています。保有する金融商品などを現金化する際に、換金することができない、また、換金することができたとしても、不利な条件でしか換金できず、その結果として不利益を被る可能性がある場合は、流動性が低く、流動性リスクのある商品であることになります。収益性は高い収益が期待できるかどうかということです。
例えば、普通預金について考えてみましょう。普通預金は、元本が保証されていますし、預金保険の対象ですから、安全性がとても高い金融商品です。また、いつでも換金できますので、流動性も高いと言えます。一方で、収益性については、現在の普通預金金利は年0.03%程度と、非常に低く、収益性は低いものです。
一方で、株式はどうでしょうか。刻々と価格が変動しており、投資元本は保証されていません。場合によっては大きく損失を被ることもありますので、安全性は低い商品です。流動性については、取引所でいつでも売却することは可能ですが、現金化できるのは4営業日後です。また、今回のライブドア問題の時のように、大量の売り注文が発生した場合には、売ることができない、あるいは売りたい価格で売却できないということもあり、流動性が高いとは言い切れません。収益性については、リスクが高い分だけ高いリターンが期待できます。
このように、安全性、流動性、収益性の全てが高い金融商品は存在していません。ポートフォリオを組み立てる際には、資金の目的を考慮して、組入れる金融商品の安全性、流動性、収益性の3つの点をきちんとチェックして、全体のバランスを考えることが大切です。 (updated 2006/8/7)
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