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M&A

M&Aは英語のmerger and acquisitionの略で、企業の合併(merger)や買収(acquisition)のことです。

合併は複数の会社が一つの会社になることです。例えば、今年10月に予定されている東京三菱銀行とUFJ銀行が合併して、東京三菱UFJ銀行という一つの銀行になることを指します。

合併には、吸収合併と新設合併があります。吸収合併は、一つの会社がもう一方を吸収して一つの会社になることです。吸収する側の企業が存続会社となり、吸収される側の会社は消滅します。東京三菱UFJ銀行のケースでは、東京三菱銀行が存続会社で、UFJ銀行は消滅会社となります。新設合併は、合併する会社の全部が解散して新たな会社を設立することです。

買収は、一つの会社が、別の会社の株式を買い取ったり、特定の事業部門の資産を買い取ることを言います。前者を資本参加、後者を資産買収と呼ぶこともあります。資本参加のうち、相手企業の株式の50%以上を取得するものを株式買収と言いますが、一時話題になったライブドアによるニッポン放送の株式取得は株式買収を試みたというわけです。

M&Aの目的は、規模の拡大による事業の強化や効率化、新しい分野への進出、企業グループの再編などケースにより異なります。M&Aが積極的に行われている米国では、1960年代には大企業による異業種企業の買収が多く行なわれ、これにより企業のコングロマリット化、多角化が進みました。しかし、80年代には、コングロマリット化の行き詰まりなどにより、一転して不採算部門の売却や再編という目的のためにM&Aが利用されるようになります。80年代後半からは投資目的としてM&Aが注目を浴びるようになり、投資ファンドやLBO(レバレッジドバイアウト)による買収がこの頃から積極的に活用されるようになりました。この流れは、現在の日本でもリップルウッド、コロニー・キャピタル、サーベラスなどの投資ファンドの動向により目立ってきています。また、90年代以降は合理化や競争力強化を目的としたより戦略的なM&Aが主流となってきたと言われています。また、ダイムラー・ベンツとクライスラーの合併(自動車)、グラクソ・ウエルカムとスミスクライン・ビーチャムの合併(製薬)、ドイツ銀行のバンカース・トラスト買収(金融)に見られるように、M&Aの大型化・グローバル化も進んでいます。(updated 2005/6/14)

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