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市場の出来高とは

株式市場では、毎日「出来高」が発表されます。出来高とは株券等が売買された、つまり取引が成立した数量のことです。A社の株が1000株売られて、1000株買われて、取引が成立すれば、出来高は1000株となります。

出来高が多ければ市場は活況であり、出来高が少なければ投資家が様子見姿勢をとっており、市場が閑散としているということです。相場が上昇時においても、下落時においても出来高の増減は見られます。あるいは株価指数にほとんど動きが見られなくても、出来高は高いということもあります。

次の表は東京証券取引所の株式売買高と東証株価指数(年平均)を示しています。年間という長い期間で見ると、売買高が上昇傾向にあるときには東証株価指数も上昇傾向にあり、売買高が減少傾向にあるときには、東証株価指数も下落傾向にあるようにも見えますが、必ずしも常に同じ方向に動いているとも限らないことがわかります。例えば、1988年には売買高が1035のピークを付けましたが、株価指数のピークは翌年です。また、東証株価指数が918.86のボトムを付けたのは2003年ですが、売買高は1992年から徐々に増加傾向にありました。

 

東京証券取引所株式売買高(1日平均:百万株)

東証株価指数(平均)

1984

361

815.47

1985

427

997.72

1986

708

1324.26

1987

962

1963.29

1988

1035

2134.24

1989

893

2569.27

1990

500

2177.96

1991

380

1843.18

1992

268

1359.55

1993

353

1525.09

1994

342

1600.32

1995

369

1378.93

1996

405

1606.37

1997

439

1397.37

1998

498

1178.14

1999

633

1388.63

2000

702

1545.22

2001

829

1195.1

2002

866

979.49

2003

1290

918.86

2004

1539

1120.07

2005

2281

n/a

(データ出所:投資信託月報)

これは、年間の平均で見た動きですので、月間、あるいは日ベースでは、異なる状況が見える可能性もあります。また、個別銘柄では、突然売買高が増加する場合には、何か材料が発表された結果ということが多くあります。個人投資家としては、市場全体の売買高の大きな流れについては把握しておくことも大切かもしれませんが、日々の売買高の増減にとらわれることなく、個別銘柄のファンダメンタルズをきちんとフォローした売買を心がけたいものです。 (updated 2006/8/1)

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