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プライベートバンキング
プライベートバンキングというは、富裕な個人や家族に対して提供される特別な資産運用・管理サービスのことです。サービスには、株式や債券への投資だけでなく、不動産運用・管理、相続対策、税金対策、事業継承、資産価値のある高額な絵画の購入、保険、年金、コンサルティングなど、ありとあらゆる資産運用に関連するサービスが含まれます。金融機関の持つ世界的なネットワークや長年にわたり培われたノウハウを駆使したカスタムメイドのサービスが提供されます。
プライベートバンキングの起源は15世紀の欧州において、王族・貴族や大富豪のためのサービスとして始まったと言われています。そこから発展して、プライベートバンカー(バンク)と呼ばれる無限責任を持つパートナーによる個人銀行(=プライベートバンク)が提供する富裕層向けのサービスとなったのです。プライベートバンカーの発祥国と言われるスイスでは、プライベートバンカーを名乗れるのは、法律で定義された条件を満たす銀行だけに許されているもので、スイス・プライベート・バンカー協会のメンバーはピクテ、ロンバード・オーディエなど13行にすぎません。厳密な意味でのプライベートバンカーは、それほど特別な存在であり、現在でも世界的な富裕層を主な顧客としています。
しかし、最近では、富裕層向け資産運用・管理サービスを一般にプライベートバンキングと呼ぶようになっています。つまり、プライベートバンカーではない金融機関が提供する上記のサービスもプライベートバンキングと呼ばれているのです。
この分野では、様々な変化が生まれています。一つは、これまでプライベートバンキングを手掛けてこなかった金融機関の参入です。プライベートバンキングに馴染みの薄い日本でも、国内外の銀行がプライベートバンキング業務を展開し始めています。今年9月に金融庁から行政処分を受けたシティバンク在日支店のブライベートバンク部門もその一つです。また、インターネットを利用してプライベートバンキングサービスを提供する金融機関も世界中で多く誕生しています。もう一つの変化は、これまでの富裕層とは異なるタイプの新しい富裕層の誕生です。株式上場や会社の売却などによって富を獲得したニューリッチと呼ばれる富裕層がプライベートバンキングの新たな顧客層として注目されています。このような変化を受けて、プライベートバンキングの預かり資産はこの数年急速に拡大しているといわれています。
(uodated 2005/3/7)

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