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金投資
テロや中東の緊張といった国際情勢の不安定化や産業界からの金需要の増加など、様々な要因により金の価格が上昇し続けています。この5年の動きを見ると、2001年4月には1トロイオンス250ドル程度だった金の価格は、2006年6月には1トロイオンス700ドルを超える水準にまで上昇しました。
金への投資の魅力としては、信用リスクがない点が挙げられます。どんな時代においても、世界中どこの市場でも換金が可能で、価格の上下という市場リスクはあるものの、デフォルトの心配がないというわけです。そのため、国際情勢が不安定になったり、株式や債券市場が混迷するほど、資金の逃避先としての金の存在が重要視されることになります。また、株式や債券市場との相関が低いことも金投資の魅力として挙げられます。
個人投資家が金投資を行う方法としては、金の現物の購入、先物取引、金貨や金の宝飾品の購入などがあります。また、間接的ではあるものの、金鉱株の購入やゴールドファンドへの投資も、金の値上がりの恩恵を享受できる方法です。
金の現物の購入については、商社などの取扱会社に金の取引口座を開設して、自分の判断で、欲しい量の金を欲しいタイミングで購入する方法です。値上がりしたところで売却すれば、値上がり益を獲得できます。会社によっては金の現物を引き出せるところもあります。また、一定の金額の金を毎月積み立てる純金積立は数千円単位から始められるという魅力があります。純金積立では、ある程度の量がまとまったところで、宝飾品に等価交換するオプションを用意している会社もあります。
金の先物売買は、商品先物会社に口座を開設し、そこに一定の証拠金を積み、レバレッジを効かせて金の先物の売買を行います。決済は反対売買による差金で行われるために、少額で大きな取引が可能となりますが、思惑が外れた場合には大きな損失を被ることになる可能性もあり、ハイリスク・ハイリターンの投資方法であると言えます。
金貨や宝飾品は、地金商や貴金属店などで購入します。日本国内でもペイオフ解禁の頃には、金貨や金の小判などがよく売れたという話がマスコミを賑せました。金鉱株やゴールドファンドは証券会社などで購入できます。金の価格が上昇すると金鉱関連企業の業績も向上するために、それが株価に反映されるというわけです。
金投資には信用リスクはないものの、市場リスクは常に伴います。また、金は国際市場においてはドル建てで売買されますが、日本の個人投資家が金の売買を行う際には、通常円建てでの取引となりますので為替相場の変動の影響を受けます。また、純金積立の場合でも、口座管理料や手数料が必要であり、その手数料率も他の金融商品と比較すると安くはありませんので、取引を始める前にはきちんと調べることが大切です。
(uodated 2006/8/1)

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