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中国株の妙味とリスク
中国株投資が個人投資家に注目されているようです。書店に行っても、「10万円から本気で増やす中国株」「中国株で1億円儲けた!―実際に儲けた男がうちあける失敗と成功のストーリー」「個人投資家は『中国株』で儲けよう!100円で超有望株が買える!」といった本が平積みされています。
中国株に感心が集まっている背景には、日本国内における超低金利の継続、国内株式市場の低迷といった、国内におけるお金の運用難が挙げられます。では海外に投資を行なうといった時に、中国株に感心が向かう理由としては、中国経済の成長の高さがあります。ただ海外に投資先を求めるのであれば、流動性の高く市場が十分に整備された米国やヨーロッパなどの先進国の株式市場が候補となりますが、先進国経済は一様に低迷し、今後大きな成長が期待されてはいません。そこで、90年代以降目覚しい成長をとげている中国が注目されるわけです。中国は2000年以降も高成長が続いており、WTOへの加盟や2008年の北京オリンピック開催などもあり、今後も高い経済成長とそれに伴う株価上昇が期待されています。更に、日本でも中国株を積極的に取り扱うオンライン証券が登場したことや、株価が安いために比較的小さな資金で売買可能であることといった点も中国株人気に拍車をかけているようです。
ただし、高い成長が期待できるからといって誰でも中国株で儲けることができるわけではありません。投資はハイリスク・ハイリターンが原則であり、中国株投資のようにハイリターンが期待できる場合には、当然リスクも高くなります。中国株投資には次のようなリスクが伴います。
流動性リスク
先進国の市場と比較して流動性が低く、銘柄によっては売買がなかなか成立しないものもあります。
為替リスク
中国株の売買は香港ドルまたは米ドルとなりますので、為替変動の影響を受けます。
企業の情報開示と情報の信頼性に係るリスク
上場企業には定期報告や臨時報告の義務がありますが、先進国のように情報公開が進んではいません。定期報告は中国語と英語で行なわれますから、これらを正確に読み取る力も求められます。また、提供される情報の信頼性も先進国ほど高いとは言えないようです。
法整備に係るリスク
中国の証券市場は発展途上であり、法的には未整備な点が多い市場です。今後、法律が整備されてゆく中で、投資家にも影響を与える変更等が施行される可能性があります。
カントリーリスク
中国において政情が不安定になる、あるいは経済政策や為替制度が変更される、あるいは97年のアジア通貨危機のような経済危機により、投資した資金が回収できなくなるリスク等も年頭に置く必要はあります。

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