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HOME > 林康史のMarket&Market > テクニカル分析・入門 > ローソク足
- 相場を読みこなすためのテクニカル分析・入門 -Bテクニカル分析の基本「ローソク足」 ローソク足の描き方 この項目については文献も多いので、簡単に説明する。 ローソク足(統計でいう箱ひげ図のような格好のもの。その1つ1つから価格データ情報が読み取れる。ローソ クに見たててローソク足と呼ばれる)は、寄付き・高値・安値・終値の4つの価格から構成される。
日足(1日の動きが読み取れるグラフをいう。週間の動きが読み取れるグラフは週足、月間の動きが読み取れるグラフは月足という。例えば、日足はローソク1本が1日に該当する)で説明すると、ローソク足の1番上の個所が当該日の高値を示し、1番下の個所が当該日の安値を示している。ローソク足の真中の太い部分(ローソクの部分のように見える個所)は実体と呼ばれるが(実体の上下につく線は、ひげと呼ばれる)、この実体の両端が寄付きと終値を示す(別図)。白い場合は実体の下側の端が寄り付き、上側の端が終値で、黒い場合は実体の上側の端が寄り付き、下側の端が終値である。
ローソク足の見方 つまり、1本のローソク足からは寄付き・高値・安値・終値が読み取れる。チャートを見る時のポイントは、@相場の勢いを読むこと、A時間的推移を知ること、の2点である(第1表参照)。
米国では同様のグラフとしてバーチャート(バーの1番上の個所が高値、1番下の個所が安値、バーの左側にある突起が寄付き、右側にある突起が終値を示す)を使 っているが、近年、ローソク足を使ってチャートを描く人が増えてきている。バーチ ャートよりもローソク足の方が視覚に訴えるという特長があるからだ(例えば、黒いローソク足が続いているということは相場が下降気味であるとイメージしやすい)が、ビジュアルであるがゆえに間違うパターンも出現するので注意も必要だ。例えば、 陰線(黒いローソク足を陰線と呼び、白抜きのローソク足を陽線と呼ぶ)が3本が右上がりで続いていたとする。普通であれば、陰線が3本続くと弱気相場だとイメージしても間違いではないことが多いが、この場合は、強気相場にあるとは言えないことになる。 ただし、テクニカル分析の第1の目的は、トレンドを知ることですから、日々線を組み合わせただけの細かなパターンで相場全体を判断してはいけないということも付言しておく。
ローソク足の意味 ここでローソク足の意味するところ、すなわち、寄付き・高値・安値・終値の4つの価格の意味について触れておく。「相場は価格と時間の関数である」といったが 、これらの4つの価格は、当該日の価格帯の両端と時間帯の両端を示しているのであ る。最過去・最高・最低・最新の、最も極端だった価格を示しているわけだ。 日足が1週間分集まって週足ができる。そこに示されるのは、1週間のなかでの最過去・最高・最低・最新の価格である。例えば、火曜日から金曜日までの寄付きや終値は読み取れない。それが週足にとって重要ではないことを意味する。週足を統合した月足も同じことがいえる。時間的な括り方が大枠になればなるほど高値・安値の重要性が相対的に増す(時間の両極端より価格帯の両極端が重要となる)のである。 時間の端という意味では、機能の最新値より今日の最新値が重要であるのは当然だろ う。例えば、95年の年末のドル円の終値を覚えている人はいないだろうし、その必要もないわけだ。しかし、4月19日のザラ場での79円75銭は非常に重要である(年足、あるいは、極端に、10年足を描いてもこの価格が端に位置している)し、記憶している人も多い。過去の高値を抜いて新高値をつけるにはそれだけのエネルギーが必要だし、過去の安値を下回るのもエネルギーを必要とする。したがって、長期的視点では最高値・最安値が重要となる。チャートも同様の構造になっているわけだ。 年間の動き また、年間の価格変動幅などもそれなりの意味を持つ。ここでは詳しくは述べないが、簡単に触れておく。これはテクニカル分析「以前」ともいえる原始的な発想だが、ある意味ではテクニカル分析の原点でもある。ドル円の例でいうと、ドルは年間で上方へ約10%、下方へ約11%(詳細は第2表を参照。表中の平均2と3はドル高かドル安かで区別した平均値を示している)動くことが多いのである。こうした表は年間の予測をするときなど、有効であろう。これは、年足を加工したテクニカル分析だともいえる。単純すぎて何だと思われるかもしれないが、年間の変動幅は相場関係者としては取り込んでおくべき視点だろう。 第2表 ドル・円相場の年間高値・安値・中心相場(東京〜NYベース)(1999年1月)
2.平均1は過去22年間の平均、平均2は中心相場が前年比+だった10年間の平均、平均3は中心相場が前年比-だった12年間の平均。
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