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原油とインフレ対策

立正大学経済学部教授
林 康史

原油がまた、上がっている。今がピークとは、まったく思えない。
個人的には、ローンがあるので、金利が上がるので困るのだが、まだまだインフレは続くのだろう。米国の金利が頭打ちになるのも、世間一般に思われているようなところではないだろうと思っている。

ところで、インフレ懸念だと、金を買えばいいとお思いかもしれない。ところがそうではない。

今、翻訳に取り組んでいるものに、長期投資の本で、シーゲルの『株のロングラン』というのがある(長期投資というのと、売れ筋という意味でのロングランをという言葉をかけていて、タイトルについて悩んでいます。何か、いいアイデアが思いついた方は、お知らせくだされば幸甚です)。

私のことを短期取引だけの専門家みたいに言われることが多くなり、そのイメージを払拭したいという思いもあって、引き受けた仕事である(私見では、基本的に、株は長期投資対象で、為替はデイトレに向いているというのは変わっていません)。

その、シーゲルの『株のロングラン』に、以下のような文があった。
金と商品価格:(略)過去200年間、金価格は物価動向にきわめて似た推移を示している。1970年代の物価急騰に続き、1980年1月に金価格は1オンス850ドルにまで上昇した。インフレが収束に向かうと、同時に金価格も下落した。1802年に1ドル相当だった金塊は、2001年末時点では14.38ドルの価値を持つ。しかし、この間の金価格の上昇率は同期間の物価上昇率を下回っている。長期的な投資では、金はインフレに対する守りにはなるが、それ以上のものは期待できない。」――シーゲル『株のロングラン』より

結論から言えば、上がるものを買えばいいのだ。商品の中では、石油ということだ。

詳細は、私などよりも、ジム・ロジャーズに聞きたいところだろう。

※   ※   ※

ところで、4月24日(月)に、ジム・ロジャーズのセミナーがあります。名古屋ですので、それ以外の方には申し訳ないのですが、東海地方の方には朗報だろうと思います。私も前座として、ジムの投資スタイルの話をします。

ついでながら申しますと、司会は、藤原まゆかさんです。女優さんで、実は私の教え子です。

今回のセミナーも、また、ジムにも会えるし、私自身楽しみにしています。