2006年1月15日 「ジム・ロジャーズ、来日す(その1)
マスコミの報道でご存知の方も多いと思うが、今月6日から、ジム・ロジャーズ氏が来日していた。
私も成田空港まで迎えに行ったが、今回のジムの来日も、大変ではあったが、いろいろと改めて教わることも多く、楽しくもあった。
空港では、NHKの撮影クルーが来ていて、カメラを見た何人かの人に「誰が来るのですか?」と聞かれた。「NHKだけしか来ていないから芸能人ではないね」と、状況判断のよい人もいた。判断のよいと悪いは、ちょっとしたことだが、いつの世でもあることだ。
また、ジムはペプシコーラが好きなのだが、空港で、畳1畳分もあるかのようなペプシコーラのノボリがある売店を見つけた。やはりアメリカ人には、ペプシがなければ始まらない、という人は多いのだろうなと思ったとともに、今まで、うかつにも全くそのノボリに気づかなかった自分にも驚いた。自分で思っているよりも視野が狭いのだと反省させられた。
今回、ジムの来日で感じたことについて記しておきたい。
人生で成功するには、知力や才能、発想等も大事なのだろうが、最後の最後は、タフネスさが成否を分けるような気もする。空港でも、「疲れたか?」との質問に、ジムは「消耗した」と答えていたが、カメラが回ると、新聞を3紙ほど買い、抹茶のソフトをなめるというエンターテイメントぶりだ。もちろん、喜ばせようという精神もあるのだろうが、なんといっても本質的にタフなのだ。講演会が始まる直前も、「少しだけ寝る。起きたらキャンディを食べるから用意しておいてくれ」と言って、普通の椅子を並べた上に横になり、すぐに眠りに落ちる。10分ほどで起き、キャンディを5個ばかり、口に抛りこみ、バリバリと噛む。スピーチに向けて、糖分を取っているのだ。セミナー後も、疲れているにもかかわらず、テレビのインタビューに応えている。確か、私よりも15歳年長だから、64歳のはずで、やはり驚異だ。娘はまだ2、3歳。滞在中も、ジム(これはジム・ロジャーズのジムではなく、トレーニングジム)での運動は欠かさない。
私も、せめて健康についてだけでも見習わねばと思った。
ジムを、また、ジムの相場のやり方を理解するためのキーワードは、思いつくままに上げると、自由、ハードワーク(ホームワーク)、インディペンデント・シンキング(独立した思考。自立的思考)、ビッグチェンジ、歴史、哲学、世界、等々であろう。これらのキーワードをたどることで、ジムの人物像・相場への態度に近づくことができると考えているが、それは、いずれの機会に。
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