『徹底大予測21世紀<この国が買い、この国は売り>
天才投資家の世界バイク紀行』 (共訳)
講談社文庫 1999年
<訳書を語る>
このバイク旅行はギネスブックにも載っているが、その旅行記をまとめたのが本書である。1995年に、『大投資家ジム・ロジャーズ 世界を行く』として上梓された。原題は〈インベストメント・バイカー〉。ジム自らが書いた唯一の本である。
それが今回、講談社で文庫化された。単行本との違いは、3割ほどをカットしたこと、「文庫版・訳者あとがき」、今年6月の時点での「著者インタビュー」、「解説」が付いていることである。しかも、その解説の書き手は――村上龍。
まことに申し訳ないことではあるが、すでに単行本で読んだ人も、手にする価値のある文庫になった。文庫版・訳者あとがきにも書いたことだけれど、僕自身、ジムの影響をずいぶんと受けたように思う。ある人から、新古典派経済学の信奉者だとの指摘を受けたが、そうだとしたら、ジムの影響だと思う。
なお、世界中を冒険旅行するのが夢だったというジムは、今も、改造したスポーツカー・タイプのベンツで、世界旅行の最中である。「現地に出かけることで、本当の姿を見ることができる」という彼の言葉は、僕の信条でもある。
村上龍との対談でJMMでもジム・ロジャーズのことを知っている人は多いでしょう。1969年、ソロスとクォンタム・ファンドを立ち上げ、1980年、37歳で引退。その後、コロンビア大学教授、テレビの投資番組の解説者、個人投資家として過ごしています。1990年3月から1991年11月までオートバイで世界を一周。
このバイク旅行はギネスブックにも載っていますが、その旅行記をまとめたのが本書です。原題は『INVESTMENT BIKER』で、ジム自らが書いた唯一の本です。日本では、1995年に『大投資家ジム・ロジャーズ 世界を行く』として上梓されました。
それが今回、講談社で文庫化されました。新たに、著者インタビューとJMM編集長の村上龍氏の「解説」がついています。
なお、世界中を冒険旅行するのが夢だったというジムは、現在も改造したオフロードスポーツタイプのベンツで、世界旅行の最中です。
林 康史
胸躍る冒険談で楽しむ+市場経済への認識が深まる、ということで、 夏休みの読書にお奨めです。
村上龍
ジム・ロジャーズのホームページ http://www.jimrogers.com/
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