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証券アナリストって何する人?

投資のために、株式や債券について調査や分析を行なう専門職のことをアナリストと呼びます。その中で、株式の調査や分析を行なうアナリストを証券アナリスト、債券等の信用調査を行なうアナリストをクレジット(信用)アナリストと呼びます。

証券アナリストは一般に証券会社や運用会社の調査部に所属しています。企業の財務状態の分析、関係する業界の動向調査、競合状態など、投資対象となる企業を多角的に調査し、更に、実際に企業の経営陣などと面談することで経営陣の質、業績予想達成能力などを分析することで、調査を担当する企業の業績を予想します。一年間に数百社の会社訪問をこなしている証券アナリストも珍しくありません。これらの調査結果はアナリスト・レポートと呼ばれ、彼等の所属する証券会社の店頭やホームページで見ることができます。また、最近では複数の企業に所属するアナリストによるアナリスト・レポートを有料・無料で提供している専門のホームページも登場しています。

米国では有名なアナリストが企業の業績予想を変更すると、それが株価に即座に影響を与えることもあるなど、株式投資において証券アナリストは非常に注目されています。しかし、昨年破綻した米国の大手エネルギー会社エンロンの不正会計疑惑においては、ほとんどのアナリストがその不正行為を見抜けず、買いを推奨するレポートを書き続けていたことが露呈しました。また、エンロンに似たケースもいくつか判明したこともあり、アナリストの中立性や信頼性は大きく損なわれ、大手証券会社などが社内倫理規定や調査の厳格化への対応を求められました。

アナリストによるレポートは証券投資を行なう上で重要な判断材料の一つであることに変わりはありませんが、それを鵜呑みにすることは避けるべきです。有価証券報告書、プレスリリース、新聞や雑誌の記事、株価分析ツールなどと合わせて、複数のアナリストによるレポートを活用するなど工夫してみましょう。

(updated 2003/4/20)