■実需のドル売り
実需というのは、投機のドル売りではないという意味です。実需にはドル売りも、ドル買いもあります。実際にドルを売る必要のある企業によるドル売りを実需のドル売り、ドル買いを実需のドル買いと言います。主な実需のドル売り手はメーカーなどの輸出業者であり、実需のドル買いは輸入業者です。
輸出業者は輸出代金として得たドルを外為市場で円に交換し、輸入業者は、輸入取引の代金支払いに必要なドルを外為市場で手当てします。
自動車、電気、コンピューターゲームメーカーなどは、実需(ドル売り手)として外為市場では目立つ存在です。 ただ、輸出業者も、為替市場の激動による業績への影響を軽減させるために、生産拠点の海外シフト、ドル建て輸出の円建てシフト化、ドル建てコストとのマッチング、先物予約などの対策をとっており、実需勢のドル売りの影響は以前に比べ減っています。
■ショートスクイズ
ショートというのは、市場では売り持ちの状態です。スクイズするというのは、その売り持ちのポジションを買い戻すことです。
ショートカバーとも言います。 売り持ち(ポジション)を買い戻して、持ち高なしの状態(スクエアとも言う)にするということです。
■ストップ・ロスポイント
損切りポイント、英語のstop loss point (level)からきています。 ディーラーなどが相場でポジションを持った際、相場の動きが自分の持っているポジションの反対方向に行ってしまった場合に、そのポジションを持つことを諦めて、手仕舞うレベルのことです。
例えば、あるディーラーがドル・円を1ドル=100円で買ったとします。もし自分の予想に反してドル・円が下落した場合、再び上昇し始める可能性もあるので99円まではそのままポジションを持ち続けるけど、99円を割ってしまったら、1円以上の損失のリスクをとることは、相場が再び上昇しなかった場合のリスク(損失)が大きすぎるので、99円を割ったところで、1円の損失は出てしまうけれど、ともかく今のポジションを諦めてドル・円を売ってしまうとします。その場合、この99円がこのディーラーのストップロスポイントということになります。
ストップロスポイントの決め方は、ディーラーにより違いますし、その幅も様々ですが、多くのディーラーがチャート分析をしてそのレベルを決めるので、ストップロス(損切り)注文がある(テクニカル分析的に重要な)レベルに集中することもあります。その場合、そのレベルを切ると損切りが大量に発生して、更に相場の動きを加速することにつながります。
