![]() |
|
|
HOME > 外国為替 > 外国為替の基礎知識 > フォワード・レートを計算してみよう
32 フォワード・レートを計算してみようC◆ フォワード・レートは市場で取引されているスポットとスワップから計算される ◆ 為替予約の変更 顧客が、締結した為替予約を当初結んだ決済日より遅らせたり(ロールオーバーと呼ぶ)、早めたり(ロールバックと呼ぶ)することを「為替予約の変更」といいます。 【例4】 133.00円で、先渡しのドル売り予約をしていた顧客が、決済日から1ヶ月の延長を申し込んだ場合(決済日の2営業日前に依頼したとする) スポット → 135.40−50 この場合、銀行の側から見ると、顧客からのドル買い予約が消滅し、1ヶ月後に新たにドル買い予約が発生するため、銀行はポジションを調整する必要が出てきます。そのため、市場で「ドルを買って、先でドルを売る」というスワップを行わなければなりません。当然コストがかかることになりますが、そのときかかるコスト(1ヶ月後のビッド・サイドのスワップ・レート分、ここでは60銭)は顧客が負担することになります。 さらに、為替予約の変更に関して注意することは、円資金コストです。 たとえば、この例でいえば、銀行がドルの直物買い先渡し売りのスワップを組むときに、スポット・レート(135.40円)と予約レート(133円)との差にかかるコストが円資金調達コストです。 この場合の差である2円40銭は、1ヶ月間の円資金の借入増を意味することになり、この分も為替予約変更に伴うコストとして顧客が支払うべきものです。 次のように考えるとわかりやすいでしょう。顧客と銀行が差金決済をするはずだったのが1ヶ月先送りになったと。すると、銀行は入ってくるべき2円40銭が入ってこず、バランスをとるために資金を外からもってこないといけません。 つまり、金利が発生するわけです。いま、円を借りる金利が年率2.5%とすると、2円40銭の1ヶ月分の金利は約0.5銭となります。これも新しいレートに算入されるべきです。 結局、 133.00−0.60−0.005=132.395円 となります。 もちろん、円資金がプロフィット(差金決済したとすれば、銀行が支払うケース)が発生する場合もあります。
|