1-1 外国為替とは何だろう
●外国為替とは、ドルと円、円とマルク、ドルとマルクなど異なる通貨を交換すること
日本の円、米国のドル、イギリスのポンド、ドイツのマルクというように、世界の各国はそれぞれ自国内で流通する通貨を持っています。それらの異なる通貨を交換することを、一般に外国為替と呼んでいます。
為替とは、「交わし」ということばが訛ったものといわれています。つまり、外国為替とは、お金とお金を交換(取引、売買)することなのです。
通貨の交換は、商品を買う(売る)のに似ています。自国通貨を渡し(受け取り)、外国通貨を受け取る(渡す)からです。
通貨を商品に見立てるのであれば、品揃えとしては、ドル、マルク、ポンドなどがあると思えばよいでしょう。何で売買するのか。そう、われわれ日本人にとっては、円で取引するということになります。
つまり、われわれにとって、外国為替相場とはドルなどの外貨を円で売買することなのです。日本では、ドルと円の交換レートを一般的に円相場といいます。ドイツではドルをマルクで売買し、スイスではドルをスイス・フランで売買するわけですから、それぞれをマルク相場、スイス・フラン相場と呼びます。
ドルの価値を各国の通貨で表示したものが、円相場やマルク相場ということになります。円相場というのは、円で表示されたドル相場と考えればわかりやすいでしょう。
世間一般では、「円相場」や「円/ドル相場」と表されることが多いようですが、ここでは、外国為替ディーラーが使うことが多い「ドル円相場」という表現を使うことにします。
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