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金融再生プログラム

長引く景気低迷と信頼を失った日本の金融システム。この背景にあるのが銀行の不良債権問題です。平成14年3月現在、全国の銀行の不良債権額は43.2兆円。景気低迷や不良債権の判定基準の厳格化などにより1年前と比較して9.6兆円も増加しています。不良債権問題の解決なくして景気回復も構造改革も実現することはできないというのが小泉政権の考え方です。そこで、この不良債権問題を解決することで世界から評価される金融市場を作り、経済再生を図るために「金融再生プログラム」が策定・発表(2002年10月30日)されたというわけです。

金融再生プログラムでは(1)新しい金融システムの枠組み、(2)新しい企業再生の枠組み、(3)新しい金融行政の枠組みを金融システム再生の柱として、次のような政策を掲げています。

(1) 新しい金融システムの枠組み

  • 安心できる金融システムの構築
  • 中小企業貸出に対する十分な配慮
  • 平成16年度に向けた不良債権問題の終結

(2) 新しい企業再生の枠組み

  • 「特別支援」を介した企業再生
  • RCCの一層の活用と企業再生
  • 企業再生のための環境整備
  • 企業と産業の再生のための新たな仕組み


(3) 新しい金融行政の枠組み

  • 資産査定の厳格化
  • 自己資本の充実
  • ガバナンスの強化

これらを実現するために2002年11月に作業工程表が発表されました。作業工程表にはより具体的な対策とその実施時期が盛り込まれています。現在はこの作業工程表に従い、平成16年度に不良債権問題を終結させるべく既に様々な対応が実施されているところです。

(updated 2003/2/1)