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マネーサプライ

マネー・サプライ(M2+CD)=通貨供給量

お金の流通量を表わすものさしで、経済活動がいかに活発に行われているか、またこれから行われようとしているのかに密接な関係があり、この指標を景気の先行指数ととらえるエコノミストも少なくありません。

マネー・サプライ指標はいくつかのカテゴリーに分類されていますが、その代表的なものが「M2+CD」と言われるもので、主に金融機関以外の民間企業・個人が保有する「現金」と「預金(定期性預金を含む)」の合計と、銀行の発行する「譲渡性預金(CD)」の合計で表わされます。この指標は毎月日本銀行から発表され、前年比の伸び率で判断されます。

1997年11月の山一証券破綻後、金融システム不安が高まり、民間企業が手元資金を増加させ、個人もいわゆる「タンス預金」を増やしたために、お金の流通量が急減しました。また、銀行の不良債権問題が深刻化し、不良債権を減らすために、民間企業向けの貸し出しを厳しくしたことも、流通量を減らす要因となりました。

しかし、長引く不況を反映し、未だ民間企業からの資金需要は弱いものの、主要銀行への公的資金投入を受け金融システム不安が後退、個人資金は預金などへ戻りつつあると見られています。また、今年2月以来日銀が、景気浮揚策として超金融緩和策(いわゆる「ゼロ金利政策」)をとっており、民間への資金供給をかなり大きくしていることから、マネー・サプライ(M2+CD)はその水準を回復してきています。

また、日銀のさらなる金融緩和の手段として、マネー・サプライの前年比伸び率に目標値を設定し、それに向けて通貨の発行量を増やすべき(いわゆる「量的金融緩和」)との議論もあります。 (Penguin)

発表者:日本銀行